世界的な金融不安・信用収縮の影響から、不動産融資が縮小し、不動産流動化が鈍化する中で、『中長期的な安定収益の確保』という不動産経営本来の価値が改めて見直されている。
こうした状況の下、不動産投資法人においては、「効率的でかつ信頼性の高い業務運用基盤の確立」「投資家ニーズに応えた積極的かつ適正な情報開示」「質の高いアセットマネジメントによるテナント満足の向上」など通じて、中長期的な観点から安定的な収益を確保し、投資価値の増大を図ることが不可欠となっている。
不動産投資法人はその成り立ち上、限られたリソースの中で業務運用を行う必要があり、極力人手をかけずに、かつ信頼性の高い正確な業務報告を行うことが求められる。また、併せて内部統制機能強化や近い将来の国際会計基準への対応も欠かせない。
こうした不動産投資法人の経理業務要件に即応できるシステムとして、いまOBIC7会計情報システムが選ばれているのだ。
OBIC7は、一般企業向けに数多くの導入実績を持つ会計パッケージシステムであり、さまざまな業種・業界の企業ニーズに柔軟に対応することができる。
不動産投資法人特有の「6ヶ月の決算期間」による決算報告、PM業務委託先が運用するPM業務管理システムとのデータ連携、物件別などさまざまなセグメントや任意の期間で集計・分析が行える管理会計機能、現物管理・減価償却費計算や仕訳データ作成機能を備えた固定資産管理、工事関連費用を発生ベースで収支報告に反映できる建設仮勘定システム、などの不動産投資法人特有の業務管理要件に対応した機能を備えており、短期間に効率よく、かつ経済的に経理システムの導入を行うことができるのだ。
また、業務プロセスの改善・標準化やIT統制基盤の確立による内部統制強化による対外的な信頼性の向上、さらには、近い将来に導入される国際会計基準への対応もあわせて実現できる。
オービックは20余年にわたり不動産管理業向けのシステムを提供しており、「ビルマネジメント(PM業務管理)システム」「ビルメンテナンスシステム」「会議施設予約管理システム」「長期修繕計画システム」をはじめ、さまざまな業界向けシステムが充実しており、それらが会計情報とシームレスに連携・統合することができる。これらのシステムをグループの別会社に導入することで、グループ全体としてさらなる効率化が可能なことも、導入企業には大きな魅力となっている。
契約・契約更新から現場作業管理、請求入金管理、外注管理、物件収支管理まで、先進的なビルメンテナンス管理業務をフルカバー。現場作業効率を高め、高度で柔軟な収支管理を実現。
さまざまなビル物件管理と最先端のテナント管理業務に対応。テナント管理やオーナー管理、支払・請求・入金などの管理を一元化し、効率的でローコストなビル経営を実現。
入居から更新、退去までの全プロセス、入居者と家主との銀行取引まで幅広くカバーし、業務の時間短縮・コスト削減を実現。入居者・オーナーの満足度を向上。
プロジェクト情報の登録から、土地や建物の原価集計、共通費や販管費の按分まで、プロジェクト原価管理に求められる充実した機能を提供。デベロッパー業務全般をきめ細かくフォロー。
「マンション管理適正化法」にも適切に対応。管理組合の複雑な管理業務をフルカバーし,入居者・管理組合へのサービス向上とローコスト運営を実現。
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