CM・番組・広告制作業向けプロジェクト管理統合システム
CM・番組・広告などの制作業に特有な予算・進捗・外注費などの管理を強化、生産性と収益性を一挙に向上。
どんぶり勘定から、情報化による経営管理体質強化へ大転換！
都内に本社を構えるCM制作業のA社は、年商約100億円、従業員数約300名の業界大手である。CM、番組、広告等の制作業界では、クライアントからの制作コストの削減要求や、事業のスピード化、ネットワーク化の要求が高まりつつあり、同時に他業種からの新規参入による案件受注競争の激化など、経営環境はますます厳しさを増している。そこでA社では、人的業務から情報システム化への脱却を図り、市場競争力、経営管理体質の強化を図るため、「CM・番組・広告制作業向けプロジェクト管理統合システム」を導入。原価・利益管理の徹底、経営管理体質の強化を実現させた。
人手に頼った低精度の業務からITを活用した高精度な経営管理へ
A社に限らず、この業界では各業務フローが複雑になりがちで、情報システムの管理範囲が限定され、データベースの一元化や作品ごとの原価管理が徹底されていない所が少なくなかった。全社的な業務手順の標準化・効率化、プロジェクト別の原価管理・採算性の把握、利益管理精度の向上が急務だった。つまり、“確実に利益を上げる経営管理を行う仕組み”が求められていたのである。
業務手順の効率化を実現。プロジェクトごとの収支を把握
営業から予算・検収・経費・支払・収支まで、制作業に求められる機能をフル装備した「CM・番組・広告制作業向けプロジェクト管理統合システム」の導入効果は、まず業務手順の効率化・標準化の達成という形で現れた。A社では、データの一元化を踏まえ、現場入力と電子承認の仕組みづくりをスタートしている。また、個々のプロジェクトごとの原価管理の徹底と収支のリアルタイムな把握が可能になり、その結果、念願であった予算管理の充実と経営管理体質の強化を実現することができた。
「CM・番組・広告制作業向けプロジェクト管理統合システム」全体図
CM・番組・広告制作業の特性に応えた高度な機能を提供
作品No.で進捗プロセスから収支まで掌握
作品ごとにNo.で管理。受注から予算・検収・請求・入金・支払まで、作品No.に紐つけられた一貫したデータ連携により、進捗プロセスと収支をリアルタイムに把握。さらに、科目別などのきめ細かい予算設定や共通経費の作品ごとへの振替処理などにより、最新の収支情報をいつでも正確にチェックできる。
検収に基づく請求管理、前受金相殺などにも対応
検収書の作成・発行から、予算明細に基づく検収実行、最終確定までを、各部門の承認手続きを経て適正に管理し、請求書を発行する。また、原版のプリント売上、印税やロイヤリティの売上といった業界特有の業務にも対応。入金処理は入金明細消込や前受金相殺にも対応している。
適正な経費精算、管理精度の向上をサポート
作品No.に紐付けで、仮払金の申請から出金、精算までを多段階承認に基づき適正に処理し、経費の管理精度を向上させる。小口現金やカード精算にも対応しており、現場の実務に応じた経費精算が可能である。
タレントなどへの源泉支払にも対応
正確な支払と経費振替が可能。物品発注や経費精算と連動した支払依頼処理を行い、多段階承認を経ることで正確な支払処理を実現している。タレントなどへの支払は、報酬支払処理から預かり源泉税の管理までの「源泉支払業務」を総合的にサポートしている。
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本プロジェクト管理統合システムは、コンポーネント型基幹業務統合ソフトウェア「OBIC7経理・会計管理システム、給与システム」とシームレスに連携でき、トータルな経営管理システムへと発展できる。経営管理体質の強化を目指す企業には、強力な武器になるに違いない。
- 基本システム+多彩なプロジェクト管理ソリューション+OBIC7を自由に組み合わせて自社に最適なシステムを導入することができる。
- 各システムは、継続的にバージョンアップが行われており、必要なときには、いつでも最新のシステムに機能アップを図ることが可能。
- 業界に精通した選任のSEチームが、コンサルティングからサポートまで、お客様のビジネスの発展を将来にわたりきめ細かくフォローしている。
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