国内企業のクラウド導入は、いまだ本格的に進んでいないのが現状です。ITシステムを選定する際、「クラウドか、オンプレミス(所有)か」「パブリッククラウドか、プライベートクラウドか」の議論があり、その選定軸は会社ごとに異なるようです。当セミナーでは、アンケート調査(※)によるクラウド事情を踏まえ、これからのITシステムの利用形態を分析します。当セミナーは、前半は矢野経済研究所 忌部氏による講演(60分)、後半はオービックによるクラウドへの取り組み(15分)の構成。話題性が高いクラウドの今が分かる講演だけに、朝一番ながら満員に近い盛況となりました。
講演の冒頭で忌部氏は、来場されたお客様に問いかけます。「572社の企業にクラウド利用の実態をお聞きしました。ITリソースをITベンダーが所有している形態、パブリッククラウドは何社が導入していると思いますか?同様に、ITリソースをユーザーが所有している形態、業務ソフトウエアASP・SaaSは何社が導入していると思いますか?答えは、パブリッククラウドが41社、業務ソフトウエアのASP・SaaSが16社でした。予想以上に低い数字とお考えになる方も、多いのではないでしょうか」(忌部氏)
図 クラウドの利用実態
※アンケート回答者プロフィール
「利用動向にも目を向けると、導入企業の割合は2010年が1.9%、2011年2.5%、2012年7.3%。2012年になって前年比3倍に増えましたが、それでもまだ7.3%です。IT市場ではクラウドが声高に叫ばれ、多くの企業が先を争って導入を進めている印象がありますが、実体はこの程度なのです」(忌部氏)。
その理由は、この講演の中で次第に明らかにされていきました。
つづきは…
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