多くの識者が「今は成熟の時代に入り、すでに市場は縮小傾向にある」と指摘している中、それでも売上・利益を伸ばしている企業は少なくありません。そうした成長に必要なことは、業務プロセスを経営層がしっかり見て、仕事の進め方を「売上・利益を上げるサイクル」に変更することです。当セミナーでは、実際の企業活動事例を基に、売上・利益拡大に結びつけるための情報活用方法が紹介されました。説得力のある講演内容に、多くの人がうなずきながら聞いていました。
講演は、会計の基本構造の解説から始まりました。
「経営資源(人、モノ、金、情報)のインプットがあり、企業活動(プロセス)をして、アウトプットを得ることができます。当然ですが、インプットよりもアウトプットの方が大きくなければなりません。では、大きくするにはどうすればいいのか。図中央にある企業活動のプロセスを変えればいいのです」(尾田氏)
図 売上・利益志向の発想を持つ
続けて尾田氏は「プロセスを変更するには管理者が現場の行動に無関心ではいけません。去年と同じことをしていては市場の縮小とともに、事業も縮小してしまいます」と述べ、続けてある製麺所の事例を紹介しました。
「そばやそうめんが売れる夏と、麺類の売上が落ちる冬では、営業の課題が異なるはず。そこで幹部の一人は営業担当に季節ごとにテーマを持たせることにしました。夏のテーマは『販売実績を作り、冬でも引き続き商品を置いてもらえるようにすること』と設定し、冬のテーマは『次の夏までに、今まで置いてもらえなかった自社商品をPRすること』と設定しました。一般的に現場の営業担当は、日々の作業に忙殺されて、自主的にテーマを持つことはなかなかできません。そのため、意識的に具体的なテーマを掲げ、プロセスを変え、結果を変えていくことが必要です。これはあらゆる業務にいえます」(尾田氏)
つづきは…
今、本当に必要なIT投資とは?
OBIC7+OBIC7Hignel+BIでサポートする経営サイクル
尾田氏の講演に続き、関連する内容のオービック講演「今、本当に必要なIT投資とは?OBIC7+OBIC7Hignel+BIでサポートする経営サイクル」がありましたので、併せてレポートします。
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