IFRS、減損会計、環境重視などにより、不動産に対する認識が大きく変わってきました。適切な不動産マネジメントなしではリスクとなる危険性が高く、CRE戦略が重要視されています。このセミナーでは日本のCRE戦略をリードしてきた日本不動産研究所の斉木 正人 氏から、その実践方法が紹介されました。
CREとはCorporate Real Estate = 企業不動産のことで、不動産市場が混迷する中、メディアなどでも取り上げられるようになりました。CRE戦略はそのCRE管理を、企業価値向上の観点から、最大限に効率化させていこうという考え方です。
「従来の管財的視点と異なり全社的視点に立ったガバナンスやマネジメントを重視し、必要な場合は組織や会社自体の再編を行うこともあります」と斉木氏は解説します。
CRE戦略が注目されるようになった背景には、不動産のリスク資産化があり、ただ漫然と持っているだけではそのメリットを十分に生かし切れなくなったことがあります。その原因は地価の低迷であり、IFRS適用、CSR・環境重視などです。ところが、一般企業にはCRE戦略を進める手順が分からず、参考となる他企業のCRE戦略実践事例もなかなか入手できません。
そこで、CRE戦略の指針や情報集を官民協力して作成していくこととなり、平成20年4月に公表されたのが国土交通省による、「CRE戦略実践のためのガイドラインと手引き」です。
「このガイドライン作成の事務局を担当したのが私たち日本不動産研究所です」(斉木氏)。
CRE戦略を実施するマネジメントサイクルは、4つの作業項目PDCAの循環が基本であり、これらの前にResearch(リサーチ)を入れるのが特長となります。CRE初動期として、フレームワークを制定し、CREの棚卸しをします。次にCREを分析評価し、組み替え施策を立案、…
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