いまこそ求められる“情報と知恵”を探る。 経営力強化こそ、勝ち抜く企業の原点。オービック 情報システムセミナー 2012年 新春 開催レポート

情報システムセミナー[2012年 新春] 基調講演(4) IT投資IT投資と競争優位
“業務の仕組み”を構築する戦略的IT投資に必要な視点

ITで競争優位を実現している企業がある一方で、単なるビジネスインフラの構築にとどまっている企業もあります。両社の違いはどこにあるのでしょうか。IT投資を収益に貢献させるにはどうすればいいのでしょうか。この疑問に根来氏は、経営戦略論の観点からIT投資と競争優位の関係を、豊富な具体例を交えて分かりやすく解説しました。誰もが名前を知っている企業の事例が多く飛び出し、多くのセミナー参加者が興味深く、メモを取りながら聴いていました。

2012年2月9日(木) 東京会場

B31
13:10-14:40
IT投資と競争優位
“業務の仕組み”を構築する戦略的IT投資に必要な視点
根来 龍之 氏
早稲田大学ビジネススクールディレクター<統括責任者>・教授、早稲田大学IT戦略研究所 所長

スタッフサービス「Arraival 25」

開口一番、根来氏は次のように呼びかけます。
「今日は『仕組み』を覚えて帰ってください。ITシステムを構築して、すぐに売上が増えたり、お客様満足度が上がったりするわけではありません。しかし、ITシステムがこの『仕組み』の一部となることで、競争優位に貢献させることができます」。

早速、根来氏は具体例に入ります。最初は、スピード重視の人材派遣サービスを打ち出して成功した、スタッフサービス。サービス名「Arraival 25」にもあるように、お客様から連絡が入ると25分で駆けつけ、2時間以内に人選して派遣スタッフを紹介しています。

登録スタッフはいくつもの派遣会社に登録していることから、差別化は困難です。そこで同社の注目したのがスピードでした。他社よりも早く紹介することを目指したのです。このためにコールセンターを開設し、人材コーディネーターを配置。人材データベースとSFAを組み合わせて、2時間以内で人選する仕組みを整えました。これにより後発ながら急成長することができました。

「差別化のポイントを明確にして成功した例です。25分で駆けつけ、2時間で人選するわけですから丁寧な接客はできません。接客ではなくスピードで競争優位を確立しようとしたのです」と、根来先生は説明します。

もっとも構築したITシステムは簡単に真似されてしまいます。「しかし、この仕組みを長く続けることでノウハウがたまり、真似されにくくなります。同社では200人もの人材コーディネーターを保有しており、この体制は簡単に真似できません。」(根来氏)。

パーク24「タイムズ」

24時間営業のコインパーキングを運営しているパーク24は、管理を無人化することで24時間営業と低価格化を実現。比較的小さな土地を一時的に借り、自社で土地資産を持つことなく成長してきました。極めてシンプルで真似されやすいシステムですが、運営には高いレベルのノウハウが必要になります。…

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