引合から受注、外注・購買、仕入・支払、請求・入金、そして物件進捗や収支まで、案件毎に付番される「プロジェクトNo.」をキーとしてデータが連携され、一連の紐付き管理が可能となる。さらに全ての取引は「会計システム」とシームレスに連携される。会計連携機能における特筆すべき特長は「会計仕訳入力」がこの「プロジェクト管理基幹システム」から行えることだろう。販管費などの情報も、いちいち会計システムを立ち上げることなく、本システムに入力した取引データから「仕訳変換機能」により自動的に会計仕訳データが生成され、会計システムに登録される。
オービックの特長である「会計一体型のシステム」が現場業務の大幅な省力化と、詳細なプロジェクト案件管理を可能とするのだ。
業界の「進行基準会計」への移行とともに、IT業界のプロジェクト管理システムに不可欠な要件とされるのが、「見通し管理」である。これまでのシステムは、予算と実績を比較・管理することで十分であったが、このままプロジェクトが進行したら最終の収支結果はどうなるかを予測する機能、すなわち「見通し管理」がこれからは不可欠となる。 オービックは、このニーズにもいち早く対応。予算管理・実績管理・予算実績対比だけでなく、実績と予算を組み合わせた「見通し情報」を提供することで、プロジェクト原価・収支の“着地予測”を効率的に行えるサポート機能も用意している。
これもオービックの「IT関連業向けソリューション」ならではの強みといえるだろう。