パッケージ導入により業務の標準化・全体最適と社内活性化を実現

導入の効果

新ERPパッケージを鏡に業務フローのムリ・ムダを見直す

今回のシステム導入に際しては、煩雑化していた社内業務フローの見直しも大きな課題であった。新ERPの導入を契機に、業務フローをシンプル化しようというのである。そこで、パッケージ導入を前提に、業務フローからムリ・ムダを徹底的にそぎ落とすことにした。
オービックのSEが中心となり、経営トップ・総務部担当者・現場スタッフからの声を汲み上げた。「部門独自の業務プロセスの途中経過については、部門内でExcelを使って管理した上でERPにデータ入力を行う」など、ひとつひとつ解決策を提案し、課題をクリアしていった。

基本方針について社長はこう語る。

「手作りのシステムは“井の中の蛙”的なものになりがちです。当社の旧システムも、あれもこれもと現実業務に合わせて作った結果、ムダも多かった。また、担当SEしか内容が分からずサポートが属人的になり、急なトラブルやシステム障害の度に、担当SEを探し回っていた。こうした欠点を解消し、全社員参加によるデータ活用ができる環境に改善することがOBIC7へ移行する一番の狙いでした」

また、総務部の担当者は次のように言う。

「システム刷新は、複雑になり過ぎた業務フローの見直しにも絶好の機会となりました。従来の方法をいったん白紙に戻し、最良の方法を目指して段階的に導入しました。ERPに合わせて業務フローの側を改善することもあったので、現場の社員は大変でしたが、“やれば出来る”という達成感も味わうことができました」

IT活用のステージアップを実現 営業マンがデータを自由に活用

パッケージに合わせた運用へのスムースな移行、それには現場社員の前向きの姿勢と協力が大きかった。事務部門の女性社員はもちろん、営業部門も一丸となって新システムの活用に努めた。その結果、N社の情報システム活用のステージは確実に向上した。

初めに表れた導入効果は、月次の締め処理が確実に早くなったことと、営業マンによるデータ活用が活発になったことだという。営業マンが自らの手で必要なデータをCSVやExcelを駆使して自在に活用するようになり、インフラとしての情報システムのステージアップが社員のスキルアップを促すという好循環をもたらしている。N社では、さらなる改善・改革を推進中だ。

お客様の声

「確実・安全・将来性」がOBIC7を選択した理由

N社は、当初からパッケージシステムへの転換を考えていた訳ではなかった。旧システムのベンダーは、従来と同じ手組みによるバージョンアップを提案してきた。ERPパッケージの導入を勧めてきたのは、オービックだけだった。長年にわたり自社オリジナルの複雑なシステムを熟成させてきたのは、取扱商品や取引慣行が特殊であるという事情があるからだ。これを果たしてパッケージシステムに置き換えることができるのだろうか、とN社の担当者は半信半疑だったという。

しかし、社長は、導入の経緯を次のように語ってくれた。

「自社に合わせて手作りしたオリジナルシステムをパッケージに入れ替えるという発想は、おそらくオービックの営業マンだけだったのではないかと思いますね。手作りシステムでなければ不可能だと思い込んでいましたが、熱心に通ってくる営業マンの説明を聞くうちに、業務のやり方を工夫することによってパッケージに合わせた運用が充分に可能だとわかりました。また、思い切ってパッケージに移行することで、業務の見直しを含め社内の活性化にもつながると考えました」

導入検討にあたっては、複数のERPパッケージの比較検討を行った。結果、パッケージ標準機能の充実ぶり(たとえば、在庫を持たない商品の取引も「直送機能」によって対応できる等)、また、将来にわたる安心感や信頼性などを評価して、OBIC7の販売情報システムと会計情報システムの導入を決定した。

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