総合物流企業の「会計情報システム」導入事例

システム概要

拡大する業容への対応とグループ経営の効率化を目指して

平成13年の企業合併を皮切りに事業統合や再編を繰り返し業容が拡大するにつれ、N社の経営管理部では新たな対応に追われた。増加する経理実務を短期間に効率良く処理する必要性に迫られたのだ。しかし、連結グループ各社はそれぞれ独自の会計システムを使用しており、グループ内に何種類かの会計システムが存在するという状態だった。グループの業容拡大に伴う取扱い資金については「グループCMS=キャッシュマネージメントサービス」を導入し、グループ資金の効率的運用を進めていった。

これと並行して「会計業務刷新プロジェクト」が進められた。経営管理部の目指すグループ全体の効率化に不可欠なのが、グループの会計システムの統一化、グループ決算の早期化だった。そこで浮上したのが、平成9年に導入したオフコンベースの自社開発会計システムの見直しだった。従来システムでは、度重なる会計・税務の制度改正への対応が非常に困難になっていたのだ。
こうして平成17年2月、本社会計システムの刷新とグループ内会計システムの統一化を目的とした「OBIC7会計情報システム導入検討」がスタートした。

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