販売管理システム SAP R/3連携

業態の異なる3 社の合併を機に、販売管理システムをOBIC7で統合。親会社のSAP R/3ともシームレスに連携。

OBIC7の利点を活かし、受注・在庫・出荷管理システムを構築!

2003年10月、特殊繊維メーカーの販売部門を担う3社の企業(メディカル資材・産業資材・アパレル衣料資材の3分野)が合併した。各社ではオフコンをベースに構築した、それぞれ個別のシステムを使用していたが、合併を機に親会社メーカーとの連携強化を目的に、販売管理システムの統合化に着手。翌年4月に2社の販売管理システムをOBIC7に刷新、さらに2005年2月に残されたアパレル部門にもOBIC7を導入、2年越しで新販売管理システムを本稼動させた。当初は親会社のSAP R/3との連携を配慮し、販売会社にもSAP新システム導入を検討したが、導入コストや専門要員確保の負荷を軽減させるためOBIC7に切り替えた。

業態が異なる3社の基幹システムに統合業務ソフトウェアOBIC7を選択

親会社の製造する特殊繊維は、産業用資材を始め、空調用のフィルタや防塵マスク、メディカル分野、洋服の芯地といった衣料分野など、生活に密着した素材として消費量を伸ばしている。この特殊繊維の国内販売業務を担い、それぞれ業種・業態の異なる得意先に製品を販売していた3社は、合併することで業容を拡大するとともに、新たな基幹販売管理システムとしてオービックの統合業務ソフトウェア「OBIC7」を 導入した。
 今回のシステム刷新の主たる目的には、受発注システムの再構築が含まれていた。取引先企業数は約1500社に達し、しかも産業用資材から医療機関、アパレルメーカーまで、複雑多岐に亘る。特にアパレル関係の顧客からはクイックデリバリーが要求され、これに確実に対応することも重要な課題であった。こうしたニーズに対応でき、親会社のSAP R/3システムとのリアル連携にも対応するパッケージシステムとしてOBIC7を選択。リアルタイムな、受発注・出荷業務と在庫管理を実現した。

販売管理システム全体図

メーカー(SAP R/3)と販売会社(OBIC7)の連携により、リアルタイムな受発注・在庫管理を実現、顧客満足度をアップ。

受発注・出荷報告・検収・照合確認のプロセスを連携、親会社の省力化にも貢献

新システム構築に際しては、現場の混乱を避けるため、旧来の業務処理の流れをできるだけ踏襲することを大前提とした。旧システムは、業務に合わせて手作りしたオリジナルのものであったので、果たしてパッケージのOBIC7で対応できるのか、という不安が社内にはあったが、導入約1年を迎える今日まで順調に運用されているそうだ。
 むしろより高速に、より効率的に改善された点が多いという。「旧システムでは、注文を受けて発注し出荷指示をかけ、後はメールでやりとりして確認をするというパターンでした。新システムでは、こちらで発注データを入力すると親会社で自動的にデータを受け取り出荷される仕組みです。これでかなりスピードアップしましたし、出荷された時刻がこちらでもわかるので、お客様からの問い合わせにも即答できるようになりました。従来のシステムと比較すると、親会社の受発注業務の省力化という面でも、かなり貢献度が大きいのではと思います」
親会社のSAP R/3とOBIC7販売管理システムとの自動連携による具体的なメリットの一例を、経理スタッフはこう語ってくれた。
現在は、本社、3支店、2配送センター、それに親会社を結ぶリアルタイム・ネットワークを構築、約80台のクライアントが稼動中で、その内約30台は営業部門がセールスデータの検索・販売資料などの作成に有効に活用している。端末の数は、この規模としては決して少なくないと思われるが、データ入力時のレスポンスにも特に問題はなく、快適なシステム運用が行われているという。

経営管理情報の一元化とBtoCによる売上拡大を目標に

3社合併により新スタートした同社では、統合システムとしてOBIC7を導入して約1年経過、社員の意識的にもシステム的にも、ひとつの会社として新たな結束力を発揮する環境がようやく整ったところだという。今後の抱負については、会計情報の一元化、BtoCによる新たな販売チャネルの創出の2大テーマを掲げる。OBIC7販売管理システムの導入により、かなりきめ細かいデータ分析・活用が可能になった。次なる段階としては、財務を含む経営管理情報の一元化を目指したいという。また、営業部門からは、ブロードバンド時代に対応したBtoCによる新たなビジネス、販売の在り方を模索する声が上がっている。次なるステップに向けて、新たな挑戦が始まっている。

ネットワーク構成とSAP連携

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